花 鳥 風 月 の言葉の順に人は自然の美しさを見いだすのだと、昔誰かがテレビで言っていた。
若いうちは花や鳥を愛でて、年を取れば風や月の良さに気づくのだそうな。
私は夏になるといつも風のことばかり考えてます。
涼しくて程よい風が吹くとそれだけでその日一日幸せ〜とか思っちゃう。
あれれ?まだピチピチの20代だってのに。
とっても遅くなりましたが、ご報告。
最新号のssにもまたイラストを載せていただいてます。
最近月日の流れる早さに置いてきぼりにされて、発売日に気づいてないことが多々あります。
そんなわけで、最近やっと確認したところなのです。
多分記憶違いでなければ「春の憂い」というカラーのフリー絵が載ってるはず。
モノクロフリーにも出したんだけど、見つからなかったので多分これはボツだったのかな?
モノクロは手描き作品だったのですが、なにやら私のモノクロはssさんのお眼鏡にはかなわないらしい。
最近のボツはだいたいアナログです。
自分でもアナログがまだまだ描きなれていないので、その未完成さは自覚しているのです。
だからこそアナログをちゃんと極めたいとも思うんです。
最近本当にそのことばっかり考えています。
自分にあった画材や描き方をずっと探しているのですが、なにをやっても思うようには行かず。
心が折れそうです、否あきらめずに続けたいです。
なぜこんな風に思い始めたのかと申しますと、やっぱり手描きの力には敵わないなと思わされてきたからです。
最近特にいろいろな方の個展等にお邪魔したりする機会が多く。
その際に生で見たときの衝撃や、迫力、訴えかけてくる思いとかがハンパねーな!とつくづく感じます。
イラストレーションとして作る物にはあんまりそういったものは求めないのですが。
絵はやっぱり言葉にできないものを形にして届けたいから、より伝わるツールで描きたいなと思うんです。
もちろんデジタルでアナログ顔負けの絵を描かれる方もいらっしゃるので、すべてがそうとは一概には言えません。
でも自分のデジタル作品では「私の考え」なんてきっと一生伝えられない、と思ったのです。
あと個展に伺った作家さんが言ってらして、すごくしっくりきた言葉があって。
「パソコンの絵ってなんやかんやしてたらいつのまにかそれっぽく完成しちゃうよね」
と言われました。
加工したりテクスチャ使ったり、いじくりまわしてそれっぽくなったな〜
よし、じゃー完成!
この展開、すごくあるある!
いくらでもごまかしがきく、というと言い方は乱暴ですが、本当にそうだと感じました。
だから自分の絵はこんなにも安っぽいのか。
パソコンもそんなに使いこなしている匠って訳じゃないので、偉そうなことは言えませんが。
ともかく楽をしたり、逃げを用意しないように、丁寧に絵を描きたいなーと思っているんです。
その結果がアナログでの絵の制作だったわけで。
決してアナログ賛美、デジタル淘汰ではありません。
ただデジタルとアナログで描く絵の住み分けを作りたいなーと思っています。
もちろんこれからもデジタルで描くことも極めたいと思っています。
ただ、デジタルと同じくらいアナログも描いていきたいな、っていう決意です。
嗚呼、だらだらと長くなってしまった。
内容なんてとくにない薄っぺらな話だって言うのに。
しかし、ここで決意表明をしたからには、有限実行するぞー!
そして、めげずにssさんにもアナログ送っちゃうぞー!認めさせてやるんだからー!